2010年8月24日火曜日

和紙特集 記事

複数事業所連携による新たな取り組み」
「第1回 手漉き紙づくりの連携事業」

「葦紙をリサイクルして酒ラベルまでの道のり」
県内事業所12箇所 と 企業

琵琶湖の自然を守るため、地域住民や企業が中心になって琵琶湖岸に葦が植えられています。
葦が生物の住処になり、水質浄化や生態系の維持ができるようになります。しかし、葦を刈り取らなければ、葦自身が水質汚濁の原因となります。
そこで葦を刈り取る必要があり、多くのボランティアによって刈り取りが行われています。
刈り取られた葦は紙や繊維、プラスティックや堆肥などに再利用されています。
その中でK、S、E、Oは葦を紙に再利用し、ノートや便箋、名刺などに活用しています。しかしこれらの商品を作るために、ヤレ紙(試し印刷した紙)や断裁クズが発生します。
ヤレ紙や断裁クズは再利用が可能だが、大きなコストが掛かるため廃棄物として処理されていました。

県内事業所12箇所は牛乳パックを中心に紙漉きを行なってきました。
しかし牛乳パックで漉いた紙は商品価値が低く、生産しても売上につながらないのが現状でした。
何か付加価値のついたもの、特に滋賀県の作業所独自の紙を作ることができないか試行錯誤しました。
そんな折り、K(株)様より葦紙のヤレ紙や断裁クズの再利用についてご提案いただき、県内12箇所の作業所でリサイクル葦紙として研究開発がはじまりました。

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